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2005年 10月 25日
ある小学校で、近隣の人から苦情が来て、登下校時の事が問題になったらしい。そこで子ども達に出された要求が「白線から出てはいけません!」だった・・・。田舎の事で歩道はほとんどない、路側帯があるだけの所が大部分。一列に歩いていても無理と思われるこの要求がどういう結果をもたらしたか・・・。子ども同士の出た!出ない!の揉め事である。人を押し出して「出た出た!」とはやしたてたり、先生に言いつけあったり・・・。いじめの口実が増やされたと言っていいし、危ない事この上ない・・・。
こういう場合、どう指導すべきか私なりに書いてみたい。まず、道は人間が歩くためにある。私が思うには、小学生の登下校時ほど楽しい時間はない。いろんな話しをしながら、帰ってからの約束したり、テストを見せ合ったり、かえるや花を観察したり・・・。その時間が実は子どもの成長にとってすごく重要ではないかと思っている。私なら文句を言ってきた人にこう言います。「お邪魔になった時はどうぞ注意してやってください」と。子どもには「車が来たら片側によりましょうね!」でいいのではないか?常に周りに注意を払う事を身につけさせないと意味はない。線を守っているだけでは安全対策にはならない時代である。子どもにとっても、その場その場の対応を考える事が大切なのではないか?子どもには何らかの問題が起こった時点で、すぐその問題点を教え、注意しないと、何に問題があったか?など、後で理解させるなど無理であろう。画一的な「線から出るな!」などの命令は教育ではない!どうして地域の人間の理解を求め、一緒に子どもを育てようと思わないのか理解できない。言う方も言う方だが、聞く方も聞く方である。しわ寄せは全て子どもに・・・。 想像力のない大人ほど始末に悪いものはない・・・。
by yuispace
| 2005-10-25 19:31
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