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2005年 11月 17日
11月に入り、霜がおりた野菜たちの味がすばらしい。我が家の無農薬野菜たちは主人が毎朝手で虫退治をしてくれたおかげでさして虫害もなく、今からが旬である。白菜、しろな、きくな、大根、ちんげんさい、キャベツ、ねぎetc。みかんの収穫もようやく始まり、いよいよ忙しくなる。
遠来の友人と話していたのだが、例えば「すき焼き」にいれる具、江戸っ子である彼女は「肉、しらたき、ねぎ」を入れるものがすき焼き!以外のものを入れたものは「すき焼き風煮物である!」と譲らないらしい。その彼女でも、人の料理にちゃちゃは入れず、大した物でもないのに美味しいと食してくれるのがありがたい。仕事で付き合わざるを得ないある人は、人が物事をどう感じるか?まで指図しないと気が済まない人である。正直しんどい…。良い人であるのは保証付きであるのはわかっているのだが。(苦笑) 私といえばすぐむきになる癖が年をってもなおらない…困ったものである。これも使いどころしだいでは有効な資質であるとも言えない事はないらしく使っていただける事も多いのだが。 ことほどさように、人も道具も自然界のいろいろなものたちも、時期や場所というか、使いどころを得たら自分のもっともいい面を発揮出来るのだと思う。 いまの社会はもしかしてそういう大切なものを見逃してはいないかと思っている。個性尊重の一番の鍵はそこではないか?一人の人間にオールマイティーを求めてはいないか?冬に西瓜を求めてはいないか?ニートなどと騒がれるたびに思う。夏になるまで待てないの?と思う。温室栽培や促成栽培は果物や野菜だけにしてほしいものだと思う。人間にそれは効かんよ!と思う。それと、作物を育てるのに、肥料をいつもどっさり与えれば良く育つと思っている人がいるが、実はそうではない。いくら美味しくても毎日フォアグラやふかひれを食べ続けなくてはいけなかったらそれは拷問でしかない。作物もそうである。かえってまともなものは出来ない。学校の今の状況も同じではないかと思ったりするのだが・・・。皆さんはどう思われるだろうか?教師や親になる前に3年間、農業を必須にしては?と思うゆえんである。
by yuispace
| 2005-11-17 17:08
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